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義父の召天

父召天の朝

義父(以下父)が天に帰った。
87歳。
11月18日の朝だった。
穏やかで静かでやさしく、仕事人間だった父。
義母(以下母)を大切にし、母に愛された父。

優秀だったひとり息子が、プロドラマーになると言ったら、
「勘当だ!」と言ってしばらく息子と距離を置いた父。
認知症が進んで入所していた老人ホームを訪ねると、いつも「よお!」と
片手を上げた父。
唄をうたって、テーブルをポンポコポンポコ叩いていた父。
その手でほっぺを叩いておどけ、その手でハーモニカを握っていた父。
その手で、帰ろうとする母の手をぎゅっと握って離さなかった父。

「お父さん、イエス様を信じますか?」と問われて、「あったりまえでしょ!」と言って洗礼を受けた父。
母がいると、それだけで安心していた父。
ジェスチャーつきで、よくおしゃべりした父。
ご飯を食べると眠くなる父。
笑っていた父。
淋しそうな父。
こらえている父。
機嫌のいい父。
会話の途中で、ふっと遠くを見ていた父。


私が着くと、父は静かに目を閉じてもう黙ってふとんに寝ていたけれど、
だんだん冷たくなっていく父に、母がずっと話しかけ、父はそれを心地よく
音楽みたいに聞いているのがよくわかった
「お父さん、お父さんに会えて私は本当にしあわせだったよ。ありがとうありがとう。お父さんのご用事は終わったんですね。もう天国へ行かれたんだから安心だよ。イエス様といっしょにいられてよかったね。本当にありがとうありがとう。もう天国でお母さまと会いなさったかね?私はもうしばらくこの地上でご用をさせていただくことにしますよ。お父さん、どうぞどうぞ見守ってください。・・・・」

母の献身的な愛の介護に応えて、苦しまず、騒がず、一人で静かに召された父。
深い悲しみは一時で、母はただただ感謝を捧げ、葬儀はやわらかで満たされた光の時となった。
こんなに美しい最期を、私はこれまでに知らない。
ああ、神様。
あなたに仕えて、あなたに生かされ、あなたに導かれることの幸いを感謝します。

そしてお父さん、
TRIO’のツアーを最後まで見届け、盛況に終えるのを喜んで待ってから旅立たれた愛に感謝します。
そしてお母さんとの、愛の歩みを間近に見せてくださってありがとう。
生きるのも死ぬのも、騒がずにただ受け取って神様のご用をさせていただく平安を、見せてくださってありがとう。
そして、丁寧に育てたやさしい息子を残してくださってありがとう。
葬儀で、息子のドラムを聴かれたでしょう?
勘当!は感動になりました!(笑)。
私も、感謝して歌いました。
お父さん、お父さんに出会えてしあわせでした。
お母さんを大切にします。
お母さんに、愛と謙虚と素直と祈りを教えてもらうことにします。
その中でも特に愛を。


*写真は、父の召天11月18日の朝。
*TRIO'ツアーのご報告は、またまとめて。
*しばらく名古屋の実家を行き来しますので、ブログはさぼりがちになりますが、応援よろしくお願いします



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市原よしみ

Author:市原よしみ
音楽家、作詞家
うた・・うたいます。
ことば・・書きます。
ゆめ・・描きます。
こえ・・聴きます。
みみ・・澄まします。
いろ・・しあわせですす。
こども・・あこがれです。
かみさま・・すべてです。
めぐみ・・感謝だけ。

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