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Jazz for Kids

Jazz for Kids 2

日曜日、ジャズトランぺッター日野皓正さん率いる世田谷区の中学生による「Jazz for Kids」Dream Jazz Band のコンサートを聴きに(観に)行った。
素晴らしかった。期待をはるかに上回って、感動的だった。
何がだろう? 中学生たちがこんなに演奏が上手いから? いや違う。
日野さんはじめ、今が旬の素晴らしい演奏家たちが夢中になって一緒にステージをつくっている。その現実の只中で、可能性たっぷりの未来を背負った子どもたちが生きた音楽の渦の中、驚いて、興奮して、緊張して、楽しんで、喜んで、自由になって一緒に演奏しているじゃないか!
その子どもたちの興奮が伝わって、客席全部が興奮した。
もちろん舞台に立つプロのミュージシャンたちが一緒に興奮している。
私たちも嬉しくなって、楽しくなって、泣けてくる。
この子たちの中から、間違いなくきっと素晴らしい演奏家や教育者やプロデューサーや政治家や医者や飛行士やモデルや作家や弁護士や、、、、生き生きと生きる色々な人材が育つに違いないと感じた。

私たち夫婦の友人ピアニスト西原悟さんのご子息充(みつる)くんも、それはそれはカッコ良くドラマーとしての役割を果たした。ラストの曲「CARAVAN」の演奏は、親でなくても自慢したくなるようなアンサンブル。よくやった!と抱きつきたくなる。そして、エンディング。日野皓正校長はじめ教えているミュージシャン陣10名も加わっての大セッション。会場中が楽器を抱えて演奏しているような錯覚に陥るほど熱したステージ。4月からはじめたとは思えない子どもたちの成長ぶりと、夢中度、集中度、演奏度!このステージ上で急激に演奏力のアップした子もいるに違いない。

中学生が、本物に出会って本物に触れて本物の人と一緒に呼吸できる表現の場が与えられることが、どんなに夢見る力を養うことだろう。本物ってなんだ? そう、夢中になれる対象。感動をもたらすもの。夢中で自分の仕事(成すべきこと)に熱中している人じゃないか。
今の子どもたちに、夢見る力が必要だといつも思う。夢見るためには夢見る現実を生きている大人と触れ合うことが何より必要だ。
この日、この子たちの得たものの大きさといったら、人生を左右するくらいの重量感があったに違いない。
夢中になって楽しいことに向かっていく勇気。
こういうものを全身に蓄えた大人がいっぱいいないといけないんだ。
日野さんはじめ、ご指導なさっているミュージシャンの皆さんに心から拍手を送りたい。すばらしいお仕事をありがとうございます。そして、世田谷区長のご決断の素晴らしさに感謝いっぱい。世田谷区の子どもたちはしあわせだ。こういう取り組みを各地で増やしてもらいたい。音楽だけじゃなく、美術でも国語でも歴史でも、本物に触れる感動を夢見ている大人との接触によって、身体ごと震える体験をさせてあげたい。
生きる希望を持つために。生きるって素敵だ!と思えるために。

思ったのは、ジャズメンたちといわゆるピアノの先生たちとの大きな違い(そうでない人がいらしたらごめんなさい!)。一方は、「ノリノリで褒めて間違ってもいいから行け~!」と。もう一方は、「間違っているところを逐一指摘して正しく弾くように!」と。まあ、ジャズは譜面なんてあってもないようなものだから仕方ない・・・。とは言え学ぶところは多い・・。
それにしてもジャズミュージシャンたちは、子どもと楽しむのが上手いなあ・・。「いいねいいね~。」と連発し、子どもたちはみるみるアドリブを演ってのける。学校の授業にも、こういう本当の音楽の興奮があればいいんだ。
ノリノリの大人が増えればいいんだ。ノリノリになろう。ノリノリでいこう。
本物になろう。本物でいよう。子どもたちのために。いや、自分のためにも。

あ、このコンサート記事、も書いてますようで、また違う視点などあるかも。。ご覧ください。

http://ichiharablog.blog83.fc2.com/

コメント

[C41] 音楽をする自由

子供達は自由に音楽を楽しむ権利があります。
そして、ジャズを自由に演奏できる場所というのは日本ではまだまだ少ないですね。
私もそういうバンドに関っておりますが、こちらではなかなか理解されていないという事、一方で某バンドに入るにはオーディションがあるとか、人数が多いからと言って突然強制退団させられたり、中には指導者の気分で子供達が疎外されるというバンドもあるのだそうです。

上手だから音楽をする、のではなく、楽しいから音楽をする。

子供達の音楽の未来は我々大人にかかっているんだと思います。
  • 2009-08-19 09:38
  • 蝦夷姫
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[C42] 音楽で自由になる

蝦夷姫さま

おっしゃる通り。
ジャズを自由に演奏できる場所・・・、そんなところなかなか無いでしょう。あるとしたら、本当に特別な場所ですよね。
そちらまだまだ、、、と。
蝦夷ですか?
何もジャズである必要もないのですけれど、音楽をする自由はもちろん、音楽で自由になれる場所や活動が欲しいですね。
そういう意味では、地元の音楽、踊り、芸能など、地域の取り組みにもっともっと頑張ってほしいとも思います。
近所のおじさんおばさん、おじいちゃんやおにいちゃんや、そういう人たちに教えてもらう笛太鼓や歌や舞や、行事を通じた盛り上がりも子どもたちを明るく育ててくれる、、、と常々思います。
蝦夷では、まだまだそういうのがありませんか?
どうなのでしょう?
  • 2009-08-19 20:53
  • yoshiring
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[C43] こちらは

なかなか文化というものが根付く場所ではない様な気がします。
東京で流行しているから札幌にも…という浅はかな考え方で、それをひっくり返したくてもがく、という時間が続いています。
何とかならないものでしょうか。
  • 2009-08-20 10:45
  • 蝦夷姫
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[C44] ブラボー

日野さん、すてきなお仕事をされているんですね。
人生を左右されるくらいの重量感。うん!そうだね!いいなあー  明るい気持ちになるねえ。
  • 2009-08-20 12:03
  • YB
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[C45] 信じて継続

東京で流行しているものを何も札幌で流行らせなくていいと思う。
札幌の文化は、札幌でつくるものだもの。
札幌らしいものを、育てればいいはずだけど・・。
信じて実行を継続する夢見る大人の力が、きっと文化を育てるんです。
でも、信じて実行を継続するって、それはそれはたいへん!
思った人がやるしかないんです!いつの時代も。
きっとそうです。
離れていてもつながっている力を勇気にして、一つひとつ進んでみよう、お互いに。
そう言いながら、私も結構これで焦りますが・・。

  • 2009-08-20 23:03
  • yoshiring
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[C46] こどもたちに

自分の人生の仕事を、最終的にこれからのこどもたちに託せたら、こんなに明るいことはないなあ、とつくづく思う。
だからと言って、若いうちから無理してはできないものだ。
日野さんだって、これまでのお仕事の充実があってこそ、こんな「ブラボー」をつくれるのですよね。
だから、もっと充実しなきゃ!
  • 2009-08-20 23:08
  • yoshiring
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市原よしみ

Author:市原よしみ
音楽家、作詞家
うた・・うたいます。
ことば・・書きます。
ゆめ・・描きます。
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こども・・あこがれです。
かみさま・・すべてです。
めぐみ・・感謝だけ。

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