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しあわせの浮遊

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 30日の「ペトラストリート+」ライブ、静かな眩しい光を見た時間になりました。聴きにいらしてくださったみなさん、ありがとうございました。そして演奏者のお一人おひとりにいっぱいの感謝と拍手を。

 わたしにとってはデビューとなった今回のライブ。コーラスで歌うこということだけでなく、リードをとっていらっしゃる岩渕まことさんとの初めてのコラボで、自分の書いた詩「バクが夢を食べるのは」を岩渕さん作曲の新しい作品として歌わせていただいたことは、これまで開けてみなかった扉を開けた瞬間に射し込む光と風を、ライブ空間で直にこの目で見てしまったしあわせの浮遊だった。

 浮遊と言っても、彷徨い浮かんでいるのでないのは、演奏を聴いていただいたら間違いなくわかる。一歩まちがうと彷徨いそうになるわたしのことばの僅かな危うさを、岩渕さんのメロディは見事に捉えて飛ばしてくれた。しかも鳥のような羽など与えずふわりと宙に飛べるんだ。行き場を失わない筋の通った自由な浮遊が、意外にも聴いてくださった方々にも説明のつかない共感を与えたことは、西原悟さん(ピアニスト・編曲家)のアレンジの技だ。気づけばお客さんごとふっと扉の向こうの世界へ飛んでいる。

 ここは平和で静かなところだ。静かだけど沈んでない。明るいけど元気すぎない。平和だけど刺激的。刺激はあってもやわらかい。壁がなくて広々している。澄んだ信頼が沈黙をさびしくさせない。遠くにいても安心できる。縛らない。逃げない。関わり合って笑ってる。出来事のすべてに色と柄がついていて、それに触ればすぐに思い出せる。ああ、あの時の別れの悲しさだ。あの日の悔しさだ。これは意地悪な自分の暗闇だ。これこそ逃れられなかった嫉妬の支配だ。・・・。だけどどれももう尖っていない。みんな角がなくなって、丸みをもって微笑んでいる。そしてやんわりヴェールのようなピンクの呼吸がすべての事ごとを包んでいる。
 あ、ここはバクたちの町じゃないか。バクたち、こんなに自由な空に住んでいたのか・・・。

 しあわせの浮遊の実現は、メロディのおかげ、アレンジのおかげ、もちろんそれを演奏する演奏者のおかげ。演奏者同士の関係のゆたかさのおかげ。そしてそのゆたかさに震えてくださったお客さまたちの魂の応答のおかげ。

 語るギター奏でる岩渕さん、酔わせるキーボードで歌う西原さん、支えながらはしゃぐベースの谷さん、美しく冴えたリズムで遊ぶドラムの市原さん(おっとです。うちでも遊んでます)、艶めく彩り加えるヴァイオリンの宮池さん、そして温かい安心運ぶ声の岩渕由美子さん、ステキな音の世界ありがとうございました。
 昨夜の音楽の中で、新しいしあわせに通じる扉を発見した。
 この扉の向こうへ、たくさんの人たちといっしょに行きたい。

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市原よしみ

Author:市原よしみ
音楽家、作詞家
うた・・うたいます。
ことば・・書きます。
ゆめ・・描きます。
こえ・・聴きます。
みみ・・澄まします。
いろ・・しあわせですす。
こども・・あこがれです。
かみさま・・すべてです。
めぐみ・・感謝だけ。

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