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帰る家
世界中がコロナウイルスに侵され、人々に不安と恐れをまき散らしている。
そんな中、空は穏やかに晴れ渡り、3月にしては暖かな日に、夫の両親の納骨式を行うことができた。
人のいない霊園で、墓跡に記した聖書のことばが光って迫った。
お父さん、お母さん、帰るべきところへ帰ったのですね。
私たちは喜んでいます。
私たちも、そこへ帰りますから。
お祝い
夫、しばらく日常から離れてお食事なしの生活に出かけていたので、無事帰ってきてお祝い🥂
お祝いのお食事は、美味しそうに見える柔らかいものオンパレード。
嘘かと思えるコキとの出会い。
まだまだ優しく元気にタイコを叩いてもらうためには、私の主婦力をアップさせる必要あり。
誰か教えてくれー!
私には主婦力が欠落しているのだ。
だけど、食事だけは頑張ってみる!
コキを迎えた夫の祝いに、ささやかな私の決心。
父の声
父の好きだったカニシャボ。
一昨年、友人にもらった時は
ピンクの花がいっぱいだった。
小さな葉に囲まれて。
花は寿命を全うして、
小さな葉たちは
大きく大きく成長して。
このカニシャボ、
花はもう咲かないかあ
と、父の声が聞こえたような。
すると
咲いた!
透けるようなオレンジ色の
可愛いカニが微笑んで。
おまえ、なんだ咲いたのかあ〜
独り言で微笑んだ父。
大切にしていた
あのカメラ、
透けたカニに添えておこう。
撮りたかっただろうに、
このカメラで。
「なかなかいい顔だ」
父の声がする。