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思い出の力


見えにくくなった目をまん丸にして、「まあ!よく来たねえ、よく来てくださったねえ…、一人で来なすったの?」満面の笑みで母が喜ぶ。その顔が、白髪の幼な子にしか見えず、思わず抱きしめてしまう。しばらく訪ねられなかった間に、遠方から来客があった。戦時中代用教員だった母の教え子さんたち4人が横浜まで訪ねてくださった。もう70代中頃の四人組。中国地方は美濃の國からはるばるいらしてくださった。なんとありがたい!。母はみなさんのお顔がわかっただろうか…。私たちの心配をよそに、美濃からの4人のお客さま、母は全員名前を言い当てられたとのこと。すばらしい!母曰く「いくつになっても面影がはっきりあったよ。」「みーんなどんな子か思い出した。話したらきりがない…」と。部屋には美しいブリザーブドフラワーがケースの内側に静かに咲いていた。水やりはもう無理と心遣いくださった手土産に、無言の感謝を込めてベッドから眺める母。幼かったこどもたちの思い出を楽しみながら、「私は長生きしそうだね~。まだ何かご用があるようだよ。神様がなさりたいよう必要のために生かしてくださっているのだから、これからもまだ楽しみにするよ。」と言って休んだこの日。お義母さんのように、年令を重ねてなお幼子のような信仰を持つ人を、神様はきっといっぱいご用にお用いなさると思う。思い出が、弱っていた母にまた強い力を与えてくれた。この先もっと、母がどんなことをさせていただけるのか、私も楽しみにします(*^^*)私には、ただ母がそこにいてくれるだけで力です。神様が、この母と出会わせてくださったことに感謝して。

体重24キロの母と。フルーツゼリーを食べました。次回はお寿司ねー(^ー^)ノ

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プロフィール

市原よしみ

Author:市原よしみ
音楽家、作詞家
うた・・うたいます。
ことば・・書きます。
ゆめ・・描きます。
こえ・・聴きます。
みみ・・澄まします。
いろ・・しあわせですす。
こども・・あこがれです。
かみさま・・すべてです。
めぐみ・・感謝だけ。

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